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日本史

2010年代の自民党 安倍一強の時代

安倍政権

消費税増税

 19年07月、アベノミクス効果で、参議院選挙に勝利。同年10月、景気が回復したので延期されていた消費税増税(5%→10%)を実施した。

17年 小池劇場

 小池都知事は都民ファーストの会を発足。17年07月、都議選では自民党は都民ファーストの会に敗北。都議会第1党の地位を明け渡す。

 07月、麻生派が、山東派と合併。谷垣Gからも一部移籍。竹下派を抜いて自民党第二派閥になった。麻生派は、宏池会(現在の岸田派)に所属していた。しかし、95年に河野洋平らが離脱。これにより成立したが旧麻生派である。一方、山東派は、三木首相が立ち上げた派閥である。

 小池都知事は、都議選の勝利を受けて、希望の党を発足。民進党は希望の党への合流を決めた。

 しかし、政策の違いから一部の議員は合流に参加せず、立憲民主党を結党した。その中心が枝野党首である。

 10月、野党分裂状態で衆院選に突入。安倍自民党は漁夫の利を得て承知した。希望の党は大敗。自民党と明確な政策の違いや同情票で立憲民主党が野党第1党になった。

 翌18年09月、自民党総裁選挙。任期延長で安倍氏が出馬。石破氏を破り、首相を死守した。

安全保障の強化

アベノミクス

 安倍首相は、景気対策を行った。これがアベノミクスである。

  • 日銀と連携し、異次元の金融緩和を実施し、インフレ政策を進める。
  • 財政赤字を増やし、積極的な財政出動を実施。景気回復を優先し、消費税増税を2度延期した。
  • 観光立国などの成長戦略

安倍政権の成立

 12年9月、自民党総裁選で、安倍氏が勝利。谷垣総裁が任期満了で実施。有力は、石破氏(無派閥)、石原氏、安倍氏の3人であった。

 同年12月、衆院選で勝利。安倍政権が成立した。

 翌13年07月、参院選に勝利。連立政権で過半数を獲得。ねじれ国会が解消された。

 翌14年4月、野田首相の決定により、消費税が5%→8%へ増税。

 14年12月、衆議院を解散。安倍政権は3分の2の議席を確保した。

 15年09月、好調の安倍首相に対抗馬が出ず。無投票で安倍氏が再選した。

 この選挙をうけて、石破氏は無所属議員を集めて、石破派(水月会)を結成した。

 16年07月、参院選で単独過半数を確保。27年ぶりの出来事であった。

 翌17年03月、総裁の任期を2期6年から3期9年に延ばした。

民主党政権

野田首相と消費税増税

 菅首相退陣後、野田首相が誕生。どじょう内閣とよばれ高い支持率で始まった。

 しかし、震災不況の中で消費税増税を行おうとして国民の支持を失った。

 12年7月、自民党は政権奪還に向けて改憲試案を発表。

菅首相と東日本大震災

 10年7月、参議院選挙で与党民主党が敗北。責任をとり鳩山政権が退陣。菅首相が誕生。

 11年3月、東日本大震災が発生。菅首相はこの対応の悪さから支持率が低下。退陣をする。