2010年代の東南アジア

ミャンマー 民主化と軍事政権

 ミャンマーは、東南アジアの大陸部にある国。隣国は南アジアのバングラデシュになる。

 ミャンマーは、08年に民主化。新憲法が制定された。

  10年に総選挙を実施。国軍出身者を中心として政党が勝利した。このとき、民主化のリーダーであったアウンサンスーチー氏が率いるNLDは出馬していない。11年03月、大統領が誕生した。新大統領は民主化と経済改革を実施した。

 12年6月、バングラデシュからの移民(イスラム教徒)と仏教徒の戦闘がミャンマー北東部で起こる。イスラム教徒の移民はロヒンキャといわれた。

 15年10月、イスラム系移民勢力とミャンマー国軍が停戦に合意。

 15年11月の総選挙で、アウンサンスーチー率いるNLDの圧勝。NLDのウィンミン政権が成立した。

 16年 ミャンマー国軍のロヒンキャ虐殺疑惑

 20年11月 総選挙でNLDが圧勝

 21年2月 軍事クーデターが発生。ウィンミン大統領やアウンサンスーチー氏が拘束。軍事政権が成立したいる。

タイ タクシン派のインラック首相

 タイは、インドシナ半島の真ん中にある国である。

 タイは、タクシン元首相派と反タクシン派が争っていた。

 10年4月 暗黒の土曜日事件が発生。反タクシン派政権がタクシン派のデモを弾圧。多くの犠牲者を出した。

 11年の総選挙でタクシン元首相派が勝利。政権交代により、タクシン元首相の妹のインラック氏が首相になった。11年08月にタイ大洪水が発生。

 13年11月、反タクシン派による対反政府デモが発生。これはタクシン首相の恩赦を可能にする法律が成立。これに抗議するデモであった。

 14年05月 インラック首相、違憲判決で失職

 16年10月 ラーマ10世が即位

マレーシア ナジブ首相の汚職事件

 マレーシアは、大陸部のマレー半島とスマトラ島で構成されている。マレー半島とスマトラ島の間に太平洋とインド洋を結ぶ需要な海峡マラッカ海峡がある。

 ナジブ首相は、04年に首相に。09年からクアラルンプールを国際金融都市として構築しようとした。これに関する汚職事件が発生。

 18年の選挙に敗れ、その後逮捕された。 

インドネシア JKT48

 インドネシアは、ジャワ島のジャカルタに首都を置く島国である。1万以上の島から構成されている。人口は2億7千万人。世界一イスラム教徒の多い国である。

 11年、日本のAKBグループは、海外進出の第一弾としてJKT48をジャカルタに結成した。イスラム教国であるので椅子ラッキョウに配慮して活動を行っている。

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