春秋時代の戦乱期
紀元前8世紀、異民族の侵入により都を東の洛邑(らくゆう)へ移した。これにより、周王朝の権威が徐々に落ち、地方の諸侯が独自に政治を行うようになった。彼らは覇者と呼ばれた。有力な覇者は春秋の五覇と呼ばれた。
鉄製農具の使用
紀元前6世紀ごろから鉄製農具が使われ始めた。これにより農産物の生産量が格段に増加した。これは、農民以外の職業の人を増やした。学者(諸子百家)や軍人が大幅に増えるきっかけとなった。
孔子の誕生
紀元前6世紀半ば、魯の国(現在の山東省)に孔子が生まれた。のちに儒教の祖と呼ばれる孔子である。一時、魯の国の大臣になったが、政争に敗れて失脚。その後、中国を放浪するようになる。