1980年代前半のフランス ミッテラン大統領と大きな政府

前回の復習 1980年代後半のフランス

1980年代前半の国際情勢

政治)ミッテラン大統領の経済政策

80年代の主な経済政策

 80年代の主要な経済政策は、小さな政府である。国家予算の規模を縮小化し、減税と国有企業の民営化で景気を回復しようとする政策である。

 この政策を唱えた主な政治家は次のとおりです。アメリカのレーガン大統領。イギリスのサッチャー首相。日本の中曽根首相である。

大きな政府

 81年に大統領に就任したミッテラン大統領は、真逆の大きな政府を実施した。

 企業を国有化。公共を支出を拡大。最低賃金の引き上げを行った。

シラク首相

 86年、議会選挙で大敗。中道右派のシラク首相が誕生した。これにより、首相と大統領が別の政党になるねじれ状態になった。

 この選挙結果をうけて、経済政策は転換。小さな政府政策へ転換した。

外交・軍事)東欧革命

ECは南へ拡大

 EUの前身であるECは、80年代には南に拡大した。80年にギリシャが参加。86年に、ポルトガルとスペインが参加した。

新冷戦とフランス

イラン・イラク戦争停戦

 79年、イラン革命が発生。翌80年、イラン・イラク戦争が勃発した。米ソはイラクを支援した。

経済)プラザ合意

ブラック・マンデー

ルーブル合意

プラザ合意

 公共の場でのスカーフの禁止

ギリシャショック

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