1960年代の朝鮮半島 日韓国交正常化と朴正煕大統領

韓国

日韓基本条約

 65年、日本と韓国は日韓基本条約を締結した。大韓民国はこのとき、多額の賠償金を獲得した。多額の賠償金は戦後補償に充てられず、投資へ回った。

 ベトナム戦争特需で工業化が進んだ。

朴正煕大統領

 61年5月、軍部クーデターにより朴正煕大統領が誕生した。朴正煕大統領は第二共和国憲法を停止し、軍事独裁国家となった。翌6月、新憲法(第三共和国憲法)が成立した。

 このころ、アジア各国で独裁政権が誕生した。民主化弾圧する一方で、経済成長によって国民の高い支持を集めた。

四月革命

 四月革命で、李承晩政権が倒れる。6月には憲法を改正。第二共和国憲法が成立した。

北朝鮮

 中ソ対立に対して、双方に距離を置いた。

チュチェ思想

スターリン思想を継承しながら、中ソと距離をを置いた独自な社会主義思想
  金日成の個人崇拝
  韓国でスパイテロ活動

 4つの基本理念
  思想における主体
  政治における自立
  経済における自立
  防衛における自立 → 90年代の先軍政治へ