16世紀後半 織田信長と太陽の沈まぬ国スペイン

16世紀後半、日本は戦国時代のクライマックス織田信長と豊臣秀吉の時代である。世界では、スペインのフィリップ2世が太陽の沈まぬ国が全世界に影響を与えた。これは日本も例外ではなかった。一方で、アジアではスーパースターが登場した。インドのアクバル帝、イランのアッバース1世、そしてトルコのスレイマン1世である。

1550年代
 フェリペ1世の即位

 明王朝、ポルトガルにマカオの居住権を与える。ムガル帝国でアクバルが即位。北インドの統一を果たす。
 フェリペ1世の妻であるメアリ1世が即位。カール5世が退位し、スペイン=ハプスブルク家とオーストリア=ハプスブルク家に分裂。スペイン国王にフェリペ2世が即位。メアリ1世が亡くなると、イギリスはエリザベス1世が即位。イタリア戦争が終結した。

1560年代
 織田信長の上洛と
 スレイマン1世の死

 桶狭間の戦いで織田信長が台頭。その後、上洛(京都入城)を果たす。ポルトガルは、マカオ(明王朝)に商館を開く。スペインは、フィリピン征服を始まる。アクバル(ムガル帝国)は、シズヤを廃止し、ヒンズー教徒の支持を集める。オスマン帝国のスレイマン1世が亡くなる。

1570年代
 室町幕府滅亡と
 サンバルテルミの虐殺

 織田信長、室町幕府を滅ぼす。明王朝、張居正の改革が始まる。一条鞭法(税制)はこの時に始まる。スペイン、マニラ(フィリピン)に商館を開く。
 スペイン無敵艦隊、レヴァントの海戦でオスマン帝国に勝利
 フランスは、パリでサンバルテルミの虐殺。ユグノー戦争(宗教による内戦)が激化し、フランス中が荒廃する。

1580年代
 本能寺の変と
 アルマダの海戦

 日本では、本能寺の変で織田信長が亡くなる。豊臣秀吉、天下を統一。九州遠征の際にカトリックの惨状を目の当たりにして伴天連追放令を出す。サファヴィー朝イランでアッバース1世が即位。
 スペインのフェリペ2世、ポルトガルを併合。日本の遣欧少年使節団がフェリペ2世に謁見。オランダは、スペインからの独立を宣言。
 フランスで、ブルボン朝が成立。イギリスは、スペイン無敵艦隊をやぶる。(アルマダの海戦)この勢いでアメリカにヴァージニア植民地を建設した。これにより、17世紀の主役がスペインからオランダ・イギリスに代わる。

1590年代
 朝鮮出兵とナントの勅令

 豊臣秀吉は、朝鮮出兵。しかし、豊臣秀吉の死によって終了する。しかし、この事件によって17世紀、明王朝はメルボ宇する。オランダが東南アジア(インドネシア)に商館を建設した。
 フランスのブルボン朝は、ナントの勅令を出し、カルヴァン派の信仰を容認した。

各国の状況は