ジェファソン大統領
反連邦派
第三代大統領ジェファソン大統領は、初の反連邦派の大統領である。
ジェファソン氏は、アメリカ独立戦争期には国務大臣(外務大臣)を担当。独立宣言を起草するとともに、ヨーロッパへ渡ってフランスなどで援軍交渉にあたっていた。
元々は、南部ヴァージニア州の農場経営者出身である。
ルイジアナ買収
ジェファソン大統領は、03年にフランスのナポレオンからルイジアナ西部を購入した。
ルイジアナはアメリカ中部に広がる大平野である。真ん中にミシシッピ川が流れていてミシシッピ川を挟んで東部と西部に分かれる。
共和党の分裂
共和党は、連邦派と反連邦派に分裂した。連邦派はナショナルリバブリカン党(国民共和党)を結成。反連邦派は、デモクラティックリバブリカン党(民主共和党)を結成した。
ナポレオン戦争
1800年代、ヨーロッパではナポレオン戦争が展開されていた。アメリカは当初中立の立場をとっていた。
ハイチの独立
フランス革命の影響を受けて、フランス領ハイチで奴隷解放運動が発生。ナポレオンはハイチに軍隊を派遣した。ハイチ軍はこれに勝利し、04年初の黒人共和国ハイチが誕生した。
ハイチの独立は、10年代から20年代にかけてのラテンアメリカの独立運動につながった。
イギリスは、07年に黒人奴隷貿易から撤退。33年ではイギリス領植民地での奴隷制度を禁止した。アメリカでも、東部の知識層も奴隷禁止の動きを進めた。これが50年代の共和党結成につながった。
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