1980年代後半の日本 竹下政権、消費税導入と平成の始まり

 1989年は激動の年である。1月に昭和天皇が崩御。自粛ブームが広がった。4月消費税が導入された。同じ月、リクルート事件が発覚。55年体制の崩壊のきっかけになった。12月には、日経平均は史上最高値4万円近く(2018年11月は2万円強)まで行った。ゲームボーイが発売された年でもある。

  この年、世界的に大きな事件が相次いだ。ソヴィエト連邦ゴルバチョフ書記長の改革の結果、東欧諸国で次々共産党政権が崩壊した。その象徴的な出来事がベルリンの壁崩壊である。ドイツは翌年統一された。一方、中華人民共和国では、民主化を呼び掛ける学生デモが軍によって鎮圧された(天安門事件)。

 余談だが、このころ地方博覧会ブームが広がった。横浜博覧会が開かれたのもこの年である。横浜ベイブリッジが完成したのもこの年である。