19世紀前半の朝鮮の政治
19世紀前半に政治の中心にいたのは安東金氏の一族であった。安東金氏は、10世紀の高麗建国で活躍した名門貴族である。
安東金氏一族は外祖父(国王の母型の祖父)の立場を利用して、18世紀の朝鮮を仕切っていた儒学者たちを次々粛清した。一方で、カトリック教徒への弾圧が頻繁に行われた。
1820年代の世界
東アジア
清王朝では、18世紀末に四川省で起きた白蓮教徒の乱の影響で財政難に陥っていた。また、この頃になるとインド産アヘンが流入。広州周辺ではアヘン中毒者があふれ始めた。これにより、貿易黒字も縮小し財政難に拍車をかけた。
一方、日本では家斉バブルの真っただ中にあった。ドイツ人のシーボルトが日本に駐在したのもこの頃である。
ヨーロッパ
1815年のウィーン会議で英仏百年戦争が終結した。平和になったヨーロッパの軍隊はオスマン帝国へ向った。ギリシャ独立戦争である。