10世紀

国別地域別の歴史

 日本は平安時代。遣唐使が廃止され、土佐日記などの日本独自の文化の形成が始まった。政治面では、菅原道真など有力政治家が失脚。藤原家による摂関政治が始まる。

 東アジアでは、衰退していた唐王朝が滅亡。中国は五代十国の戦乱期となった。その混乱をうけて、東アジア各地で多くの王朝が成立した。

 イスラム圏では、2つのシーア派王朝が誕生した。イランのブワイフ朝とエジプトのファーティマ朝である。

後の世紀 11世紀

 日本は、平安時代。藤原摂関家の全盛期である。この時期に源氏物語などの女流文学が花開く。東アジアでは宋王朝の時代で、軍事面では弱かったが、高い経済力を誇っていた。イスラム圏では、セルジュークトルコが登場。ビザンツ帝国を圧迫していく。ヨーロッパでは、教皇と皇帝の間で叙任権闘争が激化していく。

前の時代 9世紀

 日本は、平安時代初期。まだ、唐王朝の影響が色濃く残っていた。東アジアは、唐王朝が滅亡。戦乱期に入っていた。イスラム圏では、アッバース朝が全盛期を迎えていた。ヨーロッパでは、カール大帝がなくなり、フランク王国がドイツとフランスに分裂した。

年代別後半

990年代

 キリスト教圏では、最後の審判が近いと考えられキリスト教の信仰が熱心になる。そのころ、中東アジアでは、トルコ系のカラ=ハン朝がサーマーン朝を滅ぼす。東アジアでは、朝鮮半島の高麗王朝が、北方騎馬民族の契丹族に服属する。

980年代

 東アジアでは、北方の騎馬民族の契丹族が、国号を遼から契丹に戻す。西欧のフランスでは、カロリング朝が断絶。ノルマン族退治で活躍したパリ伯のカペー家がカペー朝を開く。

970年代

 宋王朝が、中国大陸を統一。五代十国時代の戦乱期が終わる。

960年代

 平安時代の日本では、安和の変で源高明が左遷。これにより、藤原摂関家の時代が始まる。五代十国時代の中国では、宋王朝が成立。朝鮮半島の高麗は、宋王朝に服属する。中央アジアではカズナ朝が成立。エジプトでは、シーア派のファーティマ朝が成立。ヨーロッパではオットーの戴冠で神聖ローマ帝国が成立。

950年代

年代別前半

940年代

 北方騎馬民族の契丹族が五代十国の戦乱期の中国へ侵入。国号を遼に改める。イランのブワイフ朝(シーア派)がイラクのバグダードへ入城。

930年代

 平安時代の日本では、平将門の乱・藤原純友の乱がおこる。土佐日記も編纂。五代十国の戦乱期の東アジアでは、終焉諸国が次々独立。朝鮮半島では、高麗王朝が成立朝鮮半島を統一。北方騎馬民族の契丹族は、燕雲十六州を獲得。内陸部の雲南では大理国が成立。東フランク王国は、マジャール人を撃退。

920年代

 五代十国時代の東アジアでは、北方騎馬民族の契丹族が女真族の渤海国を滅ぼす。 

910年代

 東アジアでは、朝鮮半島に高麗王朝が成立。北アフリカのチュニジアでは、シーア派のファーティマ朝が成立。ヨーロッパでは、クリュニー修道院が開設。北フランスにノルマンディー公国が成立。

900年代

 平安時代の日本では、菅原道真が福岡(大宰府)へ左遷。その後、亡くなる。その追悼の意味を込めて『古今和歌集』の編纂が行われる。中国では、唐王朝が滅亡。北方騎馬民族の契丹族は、耶律阿保機がモンゴルを統一。