(前史)19世紀後半のヨーロッパ
民主化
開発独裁と金融危機
70年代 ニクソンショックで円高。途上国への工場移転が相次ぐ。これにより、途上国の工業化が進んだ。
しかし、2度の通貨危機の影響を受ける。
82年、メキシコで通貨危機
97年、アジア通貨危機
ラテンアメリカの民主化
中南米では、80年代の金融・通貨危機と中産階級の成長で、80年代に開発独裁政権が崩壊。民政へ移管した。
アルゼンチンは、82年のフォークランド紛争でイギリスに敗北。翌83年、軍部独裁政権は崩壊した。
ブラジルは、85年に民政へ移管した。
チリは、70年に左翼連合政権が成立。73年、クーデターで軍事独裁政権。83年の金融危機で、軍部独裁戦に批判が集まる。88年。国民投票で民政に移行。
東アジアと東南アジア
アジアでは、90年代に民主化が進展した。
韓国は、79年に軍事政権の朴大統領が暗殺。80年、民主化デモ(光州事件)。軍部が弾圧。軍部政権が続いた。91年、韓国と北朝鮮が国際連合に加盟。93年、文民の金泳三大統領。98年、金大中大統領。北朝鮮に対して太陽政策を実施。00年に南北首脳会談が実現。06年、北朝鮮が核実験を実施。南北対話が終了。13年、軍部系政権の朴大統領。中国との連携を務める。
台湾では、87年に戒厳令解除。88年、李登輝総統が民主化を進める。00年、国民党以外の陳水扁総統が誕生。
インドネシアでは、97年のアジア通貨危機によって、スハルト政権が崩壊。
南アジア インド
90年代、国民会議派からインド人民党に政権交代。経済の自由と外資の導入を進めた。IT企業が多く進出。急速な経済成長を果たした。一方で、所得格差や宗派対立が問題になっている。
社会主義諸国
中国
鄧小平氏
78年、鄧小平氏を中心とした新指導部が成立。市場経済の導入を開始した。人民公社の解体。農業生産の請負制。外国資本の受け入れ。国営企業の独立採算制。
天安門事件
89年、天安門事件。学生や知識人による政治面での民主化を要求。政府はこれを武力で鎮圧。中国は国際的に孤立した。
90年、ASEAN諸国との国交正常化。
習近平体制へ
97年、鄧小平氏が死亡。江沢民氏が最高指導者に。
02年、胡錦涛氏が総書記に。急速な経済成長を実現。
12年、習近平氏が総書記に。安定成長の実現。汚職の追放。経済格差の是正。環境問題が課題になっている。
香港
97年、香港は、イギリスから返還された。
チベット
チベット自治区や新疆ウイグル地区では、経済の発展とともに漢民族が侵入するようになった。
08年にチベットで、09年に新疆ウイグル地区で暴動が発生した。
モンゴル
90年、自由選挙を実施。92年に社会主義体制から脱却した。
ベトナム
76年、ベトナム南北統一。急速な社会主義かで多くの難民(「ボート=ピープル」)が問題視された。
78年、カンボジアに派兵。反ポルポト派を支援。
79年、ポル=ポト派を支援する中国と反ポル=ポト派を支援するベトナムの間で中越戦争が起こる。
86年、「ドイモイ」で緩やかな市場開放を進める。
カンボジア
75年、ポル=ポト派が民主カンポチアを建国。ポル=ポト派は反対派を次々処刑した。
78年、ベトナム軍が反ポル=ポト派を支援。ヘン=サムリン氏を元首としたカンボジア人民共和国を建国。
89年、国際的非難を受けて、ベトナム軍が撤退。
91年、和平が成立。
93年、憲法制定議会が成立。シハヌークを国王とするカンボジア王国が成立。
98年、ポル=ポト氏が死亡。ポル=ポト派が壊滅。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
94年、核兵器保有疑惑。六か国協議が始まる。
94年、金日成氏が死去。金正日氏が後継者になった。ソ連解体によって石油の輸入が激減。食糧危機も起きていた。
00年、南北首脳会談。
03年。核拡散防止条約から離脱。
05年、六か国協議を中止。
06年、核実験を再開。
11年、金正日氏が死去。金正恩氏が後継者となった。