6世紀の世界 仏教伝来と ユスティアヌス帝

国別地域別の歴史

後の世紀 7世紀
 イスラム教の成立

 7世紀、中世の始まりである。この時代にイスラム教が成立。中東は、サーサーン朝(イラン)が滅亡。シリアやエジプトがイスラム教の勢力下に入った。

 日本は、飛鳥時代。大化の改新が起こったころである。中国では、唐王朝が成立。サーサーン朝から難民が流入し、国際色豊かな文化が形成された。

 ヨーロッパでは、フランク王国が勢力を拡大していた。

前の時代 5世紀
 西ローマ帝国の滅亡と南北朝時代

 5世紀、日本は飛鳥時代。仏教が伝来し、聖徳太子が摂政になったころである。この時代は、戦乱の時代であった。中国は、北魏が華北を統一。南北朝時代に入った。一方、ヨーロッパでは、西ローマ帝国が滅亡。ゲルマン民族国家が乱立する状態になった。

年代別後半

590年代 聖徳太子、摂政に 

 日本では、聖徳太子が摂政になる。隋王朝(中国)は、均田制を実施。人事制度では、九品中正を廃止して科挙を始めた。グレゴリウス1世がローマ教皇になった。

580年代 隋王朝が中国統一

 日本では、仏教擁護派の蘇我氏が仏教反対派の物部氏を滅ぼす。北朝で、隋王朝が成立。その後、南朝を滅ぼし中国を統一する。

570年代 ムハンマド誕生

 魏晋南北朝の北朝の北周で、仏教の弾圧が行われる。アラビア半島で、のちにイスラム教を開くムハンマドが誕生する。

560年代 ホスロー1世、エフタルを滅ぼす

 突厥とサーサーン朝(イラン)がエフタルを滅ぼす。イタリアでは、ランゴバルド王国がビザンツ帝国から独立。

550年代 ユスティアヌス帝、イタリアを征服

 ビザンツ皇帝ユスティアヌス帝が東ゴード王国(イタリア)を滅ぼす。

年代別前半

540年代

530年代 ホスロー1世が即位

 日本では、百済から仏教が伝来。魏晋南北朝期の中国では、北朝の北魏が分裂。サーサーン朝(イラン)では、皇帝にホスロー1世が即位。東欧のビザンツ帝国では、ユスティアヌス帝の時代。ローマ法大全を編纂。ヴァンダル王国(北アフリカ)を滅ぼす。ビザンティウム(イスタンブル)にハギア=ソフィア聖堂が完成。

520年代 ユスティアヌス帝が即位

 ビザンツ皇帝にユスティアヌス帝が即位。西欧イタリアでは、モンテカッシーノ修道院を創立。

510年代

 西欧のフランク王国では、国王グローヴィスが死亡。4か国に分裂。

500年代