本日4日、岸田内閣が成立しました。今回から、5回にわたって、閣僚についてまとめていきます。
組閣とは
組閣とは、総理大臣が閣僚を選ぶ作業である。内閣総理大臣は、閣僚を指名する権利と罷免する権利があります。
閣僚とは
閣僚は、法律上は国務大臣と表現されている。閣僚の仕事は主として2つある。
- 管轄の省庁を指揮する。
- 閣議に参加する。
閣議とは、内閣の最高意思決定機関である。法案提出や予算の提出、国会の召集や解散はここで決定される。
全会一致の原則をする。そのため、閣僚が一人でも反対したら否決される。小泉政権の郵政解散では、反対する閣僚がいた。そのため、その閣僚をその場で罷免して閣議決定した。
また、法律の範囲内で政令を出すこともできる。ちなみに内閣府令や省令は大臣が独自に決済して発令する。
副総理
国務大臣のトップで、内閣のNo2.法律上の正式な役職ではない。なお、内閣法では、総理大臣にもしものことがあった場合の代行順位をあらかじめ定めることになっている。しかし、実際に利用されてことはない。
官房長官
総理の女房役といわれるポジション。首相候補者の登竜門的なポジションといわれる。
内閣の補助機関として以下の業務を行う。
- 各省庁の調整
- 文部省の管轄する幼稚園と厚生労働省の管轄する保育園のちょうせいなどの複数の省庁にまたがる問題を調整する。
- 国会や会派(政党など)との調整
- 政府報道官
- 内閣府の事務の総括
- ただし、内閣府特命大臣が扱うものを除く
報道では、政府首脳と表現されることもある。なお、官房長官の執務室は、総理官邸内にある。
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