1910年代のフランス 第三共和政と第一次世界大戦

前回の復習 1920年代のフランス

1910年代の国際情勢

第1次世界大戦前の状況

 1910年

イギリスvsドイツ

 海軍軍縮条約

 九カ国条約(中国問題)

 四カ国条約(太平洋問題)、この条約で日英同盟が破棄された。

第2次モロッコ事件

 11年7月、第2次モロッコ事件

 11年9月、イタリアは、オスマン帝国領リビアへ侵攻。イタリア=トルコ戦争が勃発する。

 11年11月、第2次モロッコ事件は、戦争を回避

 翌12年3月、フランスはモロッコを保護国化。

 12年10月、第1次バルカン戦争が勃発。同10月、イタリアはリビアを保護国化。これにより、フランスとイタリアの間にあった北アフリカ争奪戦は終結した。

 13年6月、第2次バルカン戦争。

東遊(トンズー)運動と日仏協商

 この時期、フランスは、東南アジアのベトナムを植民地にしていた。このベトナムは、独立運動を展開していた。そのため、多くの留学生を日本に派遣した。

 しかし、フランスは、日本と日仏協商を締結。日本政府は、独立阻止に動いていた。そのため、独立運動の中心であったベトナム光復会は、フランス勢力圏の広東省で設立。中華民国の国民党政府がこれを支援した。

第1次世界大戦

 14年6月、第一次世界大戦が勃発。

 8月、ドイツ帝国がロシア・フランスに宣戦布告。これにより、フランスも

 17年4月、アメリカがイギリス陣営で参戦。11月、ロシア革命(十月革命)でイギリス陣営から離脱。平和に関する布告を発表。

 翌18年1月の一般教書演説で、ウィルソンの平和銃四原則を発表。

 8月、ドイツ革命で第一次世界大戦が終結する。

ヴェルサイユ講和会議

 29年、世界恐慌。

 30年、ロンドン軍縮条約