概要
ここでは、ヨーロッパと西アジア以外の歴史を見ていきます。四大文明の残りの2つ、インダス文明と中華文明から漢王朝の興亡を見ていきます。こちらの地域は、ローマ帝国のようにすべての地域を統一されることはなく、それぞれの地域が独自の王朝を築いていた。
インド
インドは、穀物が非常によく取れた。そのため、早期から階級社会が誕生した。それは、カースト制度として現在のインドにも大きな影響を与えている。
インドの歴史は、インダス文明から始まる。穀物が非常にとれ、かつヒマラヤ山脈で守られているため、古代では、ほかの国へ侵略することも、ほかの国から侵略されることも少なかった。
インダス文明が成立。その後、古代四王朝が成立した。マウリア朝、クシャーナ朝、グプタ朝そしてヴァルダナ朝である。ヴァルダナ朝が滅ぶと、小国乱立の時代に入る。この小国乱立時代は、中世のイスラム王朝成立まで続く。
インドでは、多くの宗教が成立した。インドでは、バラモン教が侵攻されていた。しかし、宗教改革の過程で新しい宗教が成立した。その一つが仏教であった。古代四王朝の時代は仏教が主流になった。
仏教は大きく2つのグループに分かれた。大乗仏教と上座部仏教である。先に登場したのが上座部仏教である。マウリア朝の時代に成立し、スリランカを通じて東南アジアに広まった。一方、大乗仏教は、クシャーナ朝時代に流行。中央アジアを通じて中国や日本などの東アジアに広まった。
小国乱立時代に入ると、ヒンズー教が流行。インドの大部分の人がヒンズー教を信仰している。
東南アジア
ここでは、12世紀までの東南アジアの歴史を見ていきます。インドと東南アジアは、中世に入るとイスラム勢力の影響を受けるようになる。
古代の東南アジアは、中国とインドを結ぶ重要な交通路であった。そのため、中国やインドの影響を色濃く受けていた。一方で山が多いため統一的な王朝は現在まで成立していない。
中国
ここでは、2世紀までの中国の歴史を見ていきます。3世紀以降の中国は、古代②で見ていきます。
- 中国文明の成立
- 殷王朝、周王朝の神権政治
- 春秋戦国の戦乱期
- 秦の始皇帝
- 漢王朝
春秋戦国の戦乱期には、多くの思想家が登場した。彼らは諸子百家と呼ばれた。儒教が成立したのもこの時代である。
南北アメリカ
ここでは、15世紀までの南北アメリカ大陸の歴史をみていきます。アメリカ大陸は、15世紀末のコロンブスの登場まで、ヨーロッパやアジアとの交流はほぼ皆無であった。そのため、独自の文化が形成されていた。
人類の上陸から、16世紀にスペイン時に滅ぼされるアステカ王国とインカ帝国までの歴史を見ていきます。