19世紀前半のヨーロッパは、市民革命の真っただ中にあった。30年代のヨーロッパは、フランスの七月革命で始まる。
国別地域別
後の時代 1840年代 48年革命とアヘン戦争
日本は、水野忠邦による天保の改革を実施。しかし、これが失敗。幕末の時代へ向かっていく。
中国は、アヘン戦争でイギリスに敗北。
ヨーロッパでは、フランス二月革命を皮切りに、48年革命が起こる。
前の時代 1820年代
日本は、江戸時代後期。化成文化の全盛期である。
中国は、清王朝後期。アヘン問題で苦しんでいる。
ヨーロッパは、ウィーン体制の時代である。
年代別後半
1840年 エジプト=トルコ戦争終結
ロンドン会議でエジプト=トルコ戦争が終結。
ハワイ王国成立。
イギリス、ニュージーランドを領有。
スペインで軍事独裁政権が成立。
アメリカ大統領選挙では、政権交代が発生。ホイッグ党のハリソン大統領が誕生。
1839年 タンジマート
日本では、モリソン号事件をきっかけに、蘭学者の弾圧を行う。(蛮社の獄)。朝鮮王朝では、キリスト教大迫害が行われ、フランス人宣教師が殺害される。清王朝(中国)では、広州に林則徐を派遣。イギリス商人からアヘンを没収。
オスマン帝国、ギュルハネ勅令で西洋化政策(タンジマート)を始める。
オランダがベルギーの独立を承認する。スペインのカルリすた戦争終結。
中央アメリカ連邦が解体。
1838年 アフガン戦争
水戸藩(御三家)藩主の斉昭が、新将軍家慶に内外の危機を説く。
第1次アフガン戦争が始まる。
イギリスで、チャーチスト運動が始まる。
アメリカでは、チェロキー族の強制移住(涙の旅路)
1837年 大塩の乱
天明の大飢饉を受けて、大塩平八郎の乱がおこる。日本でモリソン号事件が起こる。この年、11代将軍家斉が隠居。家慶が即位。
イラン、ヘラートを占領。
イギリス、ヴィクトリア女王即位。人民憲章を決議
フランス人のフーリエが亡くなる。
1836年 スペイン、ラテンアメリカ諸国の独立を承認
フランス七月王政でテイエール内閣が成立。ルイ=ナポレオンが革命に失敗。アメリカへ亡命。
テキサスのメキシコからの独立をアメリカが承認。アメリカ大統領選挙では、民主党ピューレンが独立。スペインがラテンアメリカの独立を承認。
年代別前半
1835年 モールス信号
南アフリカのブール人が北方へ移動。
アメリカの発明家モールス氏が有線の電信機を発明。この頃からアメリカの産業革命が始まる。
1834年 イギリス、中国貿易の自由化
日本、水野忠邦が老中になる。
イギリス、帝国内での奴隷制を廃止。東インド会社の中国貿易の独占権を廃止。
フランスで労働者暴動。スペインで欽定憲法発布。ドイツ関税同盟が成立。
アメリカでは、反ジャクソン派がホイッグ党を結成。
1833年 第一次エジプト=トルコ戦争終結
日本で天明の大飢饉。
第1次エジプト=トルコ戦争が終結。オスマン帝国はエジプトの独立を認める。
イギリス、工場法を制定。児童労働に規制が入る。東インド会社の中国貿易独占権を廃止。イギリス植民地での奴隷制を廃止。フランスでは、初等教育法が制定。スペインでカルリスタ戦争が勃発。
アメリカで、奴隷制廃止協会が成立。
1832年 イギリス議会、第1回選挙法改正
中部イタリアのカルボナリ革命が鎮圧。ロシアもポーランド反乱を鎮圧。
イギリスで第1回選挙法改正。都市の資本家に選挙権が与えられる。
アメリカ大統領選挙では、現職の民主党ジャクソン大統領が再選。
1831年 エジプト=トルコ戦争勃発
日本、薩摩藩や長州藩が近代改革を始める。
イギリス東インド会社、マイソールを支配。
第1次エジプト=トルコ戦争が始まる。
ベルギーがオランダから独立。中部イタリアでカルボナリ革命が始まる。マッツィーニが青年イタリア活動。
フランスの産業革命が始まる。
イギリス人科学者のファラデーが電磁誘導電流を発見。ドイツのヘーゲルが亡くなる。ドイツ人作家ゲーテが『ファウスト』を発表。
アメリカのヴァージニア州で奴隷の反乱。
1830年 七月革命
オランダ、ジャワ島で強制栽培制度。
オスマン帝国、ギリシャの独立を容認。
ロシアと同君連合のポーランドで大反乱。
フランス七月革命で七月王政が始まる。フランスは北アフリカのアルジェリアを領有。これを受けて、ベルギーがオランダから独立。七月革命はオーストリアへ波及。自由主義運動が起こる。11月、ポーランドで独立運動。
イギリスで、ウィリアム4世が即位。イギリスで世界初の鉄道が完成。70年ぶりのホイッグ党政権が成立。グレー首相が誕生。
アメリカでは、インディアン強制移住法が成立。南アメリカでは、ベネズエラとエクアドルが独立。
フランス人哲学者のコント『実証哲学講義』