イタリアの歴史

現代 統一したイタリア

 イタリアは、紀元前6世紀の共和政ローマから始まる歴史の長い国である。ただ、分裂していた時代が長い。5世紀に西ローマ帝国が滅亡してから、19世紀に統一されるまでの間、分裂状態が続いていた。

 19世紀以降は、イタリア王国が成立。第二次世界大戦後に王政が停止。共和制へ移行した。

現在 ユーロ危機とイタリア

 冷戦終結後、イタリアはEUの加盟国として現在に至る。

冷戦期 西側諸国の一員として

 第二次世界大戦後、イタリアは西側諸国の一員として国際社会に復帰した。その後、ECに加盟。

大戦期 ファシズム政権期

 イタリアは、第一次世界大戦では、ドイツを裏切りイギリス陣営(三国協商)で参戦し、勝利した。国際連盟では常任理事国になるが、発言力はなかった。そのような中、ムッソリーニが登場。ファシスト政権が成立した。

イタリア王国と未回収のイタリア

 イタリア王国成立時は、帝国主義の時代。イタリアもアフリカ大陸へ進出した。一方で、未回収のイタリア問題でオーストリアと対立していた。

近代 イタリア統一へ

 近代に入るとローマ教皇の権威が低下。周辺国の影響を受けるようになった。16世紀~17世紀はスペインの影響を受け、18世紀に入るとオーストリアの影響を受けるようになった。19世紀にようやくイタリア王国が壇上する。

イタリアの統一へ

 ウィーン体制後、イタリアは統一に向けて2つの勢力が動き始めた。サルディーニャ王国と共和政をめざす青年イタリアである。

スペインとオーストリア

 イタリア戦争以降、イタリアはスペインの影響下にあった。18世紀に入り、スペイン=ハプスブルグ家が断絶するとオーストリアがイタリアへ侵攻するようになった。

中世 分裂するイタリア

 7世紀に、ピピンの寄進によって、ローマからラヴェンナにかけて教皇領が成立した。教皇領の北には、ヴェネツィアなどの都市共和国が存在。南では、アラブ人やノルマン人が王朝をたてた。十字軍の時代に入ると、東方貿易で北部の都市共和国が大いに栄えた。

十字軍と東方貿易

ローマ教会とゲルマン民族

古代

ローマ帝国

 共和制ローマは、1世紀に帝政へ移行した。4世紀にコンスタンチノーブルへ遷都すると、ローマは衰退。ゲルマン人が侵入。5世紀には西ローマ帝国が滅亡。イタリアでは以後戦乱が続く。

共和政ローマ時代

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